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担当講義科目
東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻
2016年度夏学期少人数セミナー
災害と貧困、持続可能な開発を考える
昨年の国連サミットで採択された「持続可能な社会のための目標(SDGs)」の最優先課題は 貧困の撲滅です。貧困問題は多面的であり、その解決に向けては、増大する人間活動や社会の変化に加えて、気候変動や頻発する災害など複雑な諸問題に対する総合的な理解が必要です。そこで本セミナーでは、ロンドン大学開発学研究所のベン・ワイズナー著『At Risk』の日本語版を輪読することで、災害を切り口にして貧困と持続可能な開発について考えることを目的とします。
(105KB)
2016/2015年度
地球環境学
地球環境問題群を様々な視点から統合的に理解し、問題発生とそのメカニズムの理解や、具体的解決に向けて必要となる基礎的事項を修得します。具体的には、地球環境問題の歴 史的捉え方、政治・経済的側面、環境倫理と教育、社会的合意形成などの人文・社会科学的な視点と、 問題群の物理的・化学的・生物学的な側面の観測・理解・シミュレーシ ョン・予測手法などの自然科学的視点を養い、これらを社会と共有するための手段とし て地理情報システムやデータ統融合システムの利用を学び、確かな科学的根拠に基づいて社会をリードできる能力を養います。
(167KB)
2016/2015年度
環境・災害データ・情報統融合学
水循環と水関連分野が扱うべき事項は多岐にわたり、多様で大容量のデータや情報の統融合が求められています。地理空間情報技術や地球規模のデータ統融合システム(DIAS)などを用いて、水問題に対して包括的にアプローチするための分析手法の基礎を習得します。
(117KB)
2015年度
河川・海岸計画概論
河川、海岸を取り巻く社会状況は、ここ数年で大きく変化しました。とりわけそれぞれの領域における防災的な面に加えて環境保全が重視されて法制度化されるとともに、河川上流域 から海岸までの水・土砂のフローや栄養塩などの物質輸送を一貫して捉える見方が定着してきました。本講義では、これらの状況の変化を理解し、これからの河川- 海岸系システムにおける計画・管理のあり方を考えるための基礎力を養います。
(10KB)
2014年度冬学期少人数セミナー
防災・減災国際戦略における新たな科学技術の構築を考える
防災・減災の国際的な政策策定に関与する国際会議が東京大学で開催されるという契機を活かして、本セミナーでは、1) 2015 年以降の国際防災の枠組み(いわゆるHFA 2)の草案を同時進行で分析しながら、2) 災害リスクの軽減と持続可能な開発を統合した新たな科学技術の構築のあり方を議論し、政策提言をポスターとしてまとめた。そして、3) 2015 年1 月の東京会議に出席し、ポスター発表セッションにてプレゼンテーションを行った。
(86KB)
タイ王国 アジア工科大学院(AIT) 工学・技術研究科
- EIA and GIS Applications in Water Resources:
2011, 2012, 2013 and 2014, January - May semester
(3 credit, 30 lecture hrs. and 45 lab hrs.)
メコン川の水資源・流域環境管理をテーマとした実践的講義・演習を通して,EIA(環境影響評価)とGIS(地理情報システム)の知識と解析技術を習得できる全30コマの講義を開発し,同研究科の学生を対象に毎年計30回の講義を行った.

2012年は,57名が受講するAITで最大のクラスとなった.その結果,ソフトウェアのライセンス数が大幅に不足したため,米国Esri社にソフトウェアの寄付を依頼して,希望者全員が当講義を受講できる環境を整備した.
(写真はGISソフトウェア企業への御礼を伝えるべく,全受講生とともに撮影)
ミャンマー連邦共和国 ヤンゴン工科大学(YTU) 大学院土木工学科・建築学科・地質工学科
- Introduction to Adaptive Technologies in Disaster Management:
December 2012 – March 2013 (3 credit, 48 lecture hrs. and 18 lab hrs.)
民政移行したミャンマーの工学系の教育・研究活動の再開を支援すべく,YTUでの講義を企画し,東京大学生産技術研究所の教員7名とともに,YTUにて学期を通した講義を提供.川崎は,本講義の中で「GIS入門・演習」を担当.

- Remote Sensing and Geographic Information System (GIS):
ugust - September 2013 (3 credit, 48 lecture hrs. and 18 lab hrs.)
東京大学生産技術研究所の沢田特任教授,竹内准教授,関本准教授とともに,リモートセンシングとGISの理論と基本技術を学べるコンピュータ実習を中心とした講義を開発・実施した.
横浜国立大学 大学院環境情報学府
- GIS Training Course for Implementing Regional Environmental Management:
平成25年度 (夏季集中,英語)
同大と国連大学高等研究所による「生物多様性に注目した地域社会の持続可能な開発のための教育プログラム」の一環として実施.
- GIS(地理情報システム)Ⅰ: 平成15年度, 16年度, 17年度, 18年度
- GIS(地理情報システム)Ⅱ: 平成16年度, 17年度, 18年度, 19年度
- 地域環境マネジメントのための地理情報システム: 平成18年度
- ジオデータベース入門: 平成19年度(春季集中)
GISの演習講義を新規に開発し,2002~06年まで毎年2つの大学院講義を担当した.同大学でGISを教えた学生は400人を超え,講義の内容を整理し,3冊の書籍として出版した.これらは現在までに2万部以上出版され,30以上の大学講義で教科書・参考図書として使用されるとともに,全国の民間企業,自治体の実務担当者による独学書として使われている.
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他大学での特別講義
英語
- GIS and Environmental Management, Introduction to Environmental Engineering(Prof. Rogers), ハーバード大学工学応用科学科2010年3月8日.
- Tools for Monitoring Climate and Other Environmental Processes of Earth, Environmental Science and Technology(Prof. Martin), ハーバード大学工学応用科学科, 2009年3月31日.
- GIS and Environmental Management, Introduction to Environmental Engineering(Prof. Rogers), ハーバード大学工学応用科学科, 2009年3月11日.
- Multivariate analysis: Remote Sensing, Government 1016: Spatial Models(Dr. Srinivasan), ハーバード大学John F. Kennedy 行政大学院, 2009年2月25日.
- Tools for Monitoring the Environmental Processes of Earth: Satellites, Environmental Science and Technology(Prof. Rogers), ハーバード大学工学応用科学科, 2008年4月10日.
- Developing Integrated Water Infrastructure Geodatabase: A Case Study for Managing Water Flow in Urban Area using Existing Data Sources in Kanagawa, Japan, 国連大学・能力開発プログラム「Extreme Flood Risk Management」, アジア工科大学院, 2007年11月15日.
- Developing Integrated Water Infrastructure Geodatabase, BRAC大学災害管理プログラム, バングラデッシュ・BRAC大学, 2007年12月11日.
- GIS in Environmental Management Research in Japan, Second EABRN GIS training course for Biosphere Reserve management in East Asia, ユネスコ人間と生物圏計画(MAB), 中国・中国科学院, 2006年12月4日.
日本語
- 環境研究における空間情報の活用. 場所: 国連大学, 対象: 青山学院大学女子短期大学, 2007年6月17日及び12月17日.
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短期集中講座,および能力開発コースの担当講義(英語
)
- 2011年6月27-30日
国連食糧農業機関(FAO)能力開発コース「灌漑計画におけるGISとリモートセンシング」
アフガニスタンの実務者10名に講義・演習(全16コマ).
- 2011年6月6日
国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)能力開発コース「統合的流域管理」
朝鮮民主主義人民共和国の実務者10名に講義(全4コマ).
- 2010年9月27-30日,2011年3月21-24日
国連大学短期講座『気候変動に対する回復力の構築』-“環境問題解決ツールとしてのGIS”
アジアの大学院生30名に講義・演習(全12コマ).
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研究論文指導
アジア工科大学院 工学・技術研究科 (英語)
- 修士論文指導(学生の出身国)
2010-2011
主査 3名 (アフガニスタン,パキスタン,ミャンマー)
副査 1名 (パキスタン)
2011-2012
主査 3名 (インド,バングラデッシュ,ミャンマー)
副査 6名 (タイ,ネパール,ベトナム,バングラデッシュ, パキスタン, ブータン)
2012-2013
主査 4名 (ミャンマー(2), ベトナム,ラオス)
副査 10名 (タイ(3), ネパール(2),ベトナム(2),インド, バングラデシュ,インドネシア)
2013-2014
主査 2名 (ミャンマー,アフガニスタン)
副査 9名 (ミャンマー(2),ネパール(2),タイ(2), バングラデシュ,シンガポール,インドネシア
)
- 博士論文指導(学生の出身国)
2011-
副査 3名 (インド(2),バングラデッシュ)
2013-
副査 2名 (ミャンマー,アフガニスタン)
その他大学での研究論文指導補助
- 東京大学 - 4名(コロンビア人,日本人(3))の卒業論文,修士論文指導補助
- 横浜国立大学 - 日本人を中心に,20人の卒業論文,修士論文指導補助
- ハーバード大学 - 2名(米国人,ネパール人)の卒業論文指導補助
- アジア工科大学院 - 2007年,外部審査委員としてベトナム人の修士論文指導補助
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